流産に関する用語

流産  abortion or miscarriage

妊娠反応が陽性とでて, 子宮内に胎児または胎嚢が確認された後, 胎児または胎嚢の成長が停止した状態, 言い換えれば胎児が死亡した状態. 妊娠22週未満を流産, 妊娠12週未満を初期流産という. 英語ではabortionを用いる. しかし abortionには妊娠中絶という意味も含まれており混同を避けるためにはmiscarriageを用いるか, spontaneous abortionを用いる. なお, 一般会話ではmiscarriageを用いた方が無難である.

胎嚢 Gestational Sac (GS)

胎児を包む液体の入っている袋. 妊娠初期にはまず最初に胎嚢が確認でき, その後胎嚢の中に胎児が確認できるようになる.

稽留(けいりゅう)流産 missed abortion

子宮内で胎児は死亡しているが, 出血等の流産症状がまだ始まっていない状態.

進行流産 inevitable abortion

出血・腹痛等の症状が始まった状態. 子宮が収縮を開始し胎嚢が押し出されてきている. 放置すると大量の出血となる場合があるため病院での処置が必要である.

完全流産 complete abortion

子宮内の胎児・胎嚢が完全に排出された状態.

不全流産 incomplete abortion

子宮内の胎児・胎嚢の一部は排出されたが, まだ一部は子宮内に残存している状態.

化学(的)流産 chemical abortion

尿妊娠反応が陽性とはなったが子宮内に胎児・胎嚢は確認できないまま出血が始まり, 妊娠が終了すること. 通常は流産の回数には数えないことが多い.

反復流産 recurrent abortion

流産を2回以上連続して経験すること.

習慣流産 habitual abortion

流産を3回以上連続して経験すること.

子宮外妊娠 ectopic pregnancy

子宮内以外の場所に妊娠すること. 卵管・卵巣などが多い. お腹の中に大量に出血し放置すれば死亡する可能性が高い. 通常は流産には含まれない.

胞状奇胎 mole

以前はぶどう児といわれていた. 胎児の異常のため胎盤の一部または全部が腫瘍化した状態. 悪性腫瘍に準じた状態でありきちんとした治療が必要となる. 現状では流産の回数に入れることが多い. (日本産科婦人科学会の方針による)

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